ありがとうございます。

この度、小僧・浅沼序説、平成廿七年十月十日、本山宥清寺御尊前にて御講有上人より上座講師に叙任され、
昇晋させて頂くことができまして、「信　顕　院　日　示」と院日号を拝受させて頂きました。

これひとえに先住日序上人、そして御師匠・長谷川日堯導師の御指導のたまものであり、これまさに自力でな
く、御宝前のお計らいと肝に銘じております。

お師匠は、御講有上人の御前で緊張するおももちであるわたくしの、無事に式典が済むようご心配くだされた
そうです。お陰さまで、御尊前の儀および御宝前言上の儀と、滞りなく終えることが出来ました。

そして思いもかけず、教育専門学校長である御師匠より、直接記念品の贈呈をうけましたこと、先輩である岳
泉寺御住職・中武清依師が拝受するところ、おみ足が悪いとのことで代わりに頂くことになったわけです。

また、翌十一日、本山高祖会の第二座において、お師匠、兄弟子方とともに出座、その折に、お師匠のお召し
かえのお給仕をさせていただけたことがとてもよい思い出になりました。いつまでもお給仕の精神を忘れぬよ
うに心がけてまいる所存であります。

先住日序上人により剃髪得度させて頂いてから四十年余の歳月がアッという間に経過してしまいました。

　開導聖人ご教歌に

　　　来しをりの　おもひ忘るななれゆけば
　　　　　　　　もとのすがたにみだれもぞする

このご教歌を心腑にそめ、今後も精進させていただく所存であります。

お師匠はじめ諸先輩方、ご信者の皆さま、ご一同に、今後ともよろしくご指導のほどお願い申しあげます。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成廿七年十月　　吉日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　清流寺　　　浅沼序説　合掌