ありがとうございます。
令和と元号が変わり、初のお会式(歓尊会)が、晴天のお計らいの下、盛大に奉修されました。新緑
にかこまれた、多摩川のほとり、羽村別院にはぞくぞくと参詣者がつめかけました。開式5分前から
お迎えの法鼓が入り、お看経係りの拍子木もいっそうリズム感を増し、心地よいお看経となりました。
定刻、当山住職を先頭に、今回の奉修導師を勤められる副住職・長谷川清泊講師が後につづきご着座
されました。司会の開式のことばに続き、奉修導師の若々しい無始已来の発声で歓尊会が始まり、薫
風がそそぐ中、力強く、よいお看経があがりました。
ご法門では御教歌に、
今日よりは 心をかへて つとめなん おもひたえなば かひやなからん。
(大意)ご信心において定業能転する、御利益を感得させていただく第一の秘訣は、今までの至らな
かった自分の信心前を「改良させていただこう」という気持ちを、いつの時も持ち続けること。
この思いが途絶えてしまうと、信心において御利益も途絶える。
ご信心をさせていただく甲斐がなくなってしまうよ、とお示しの御教歌。
ありがとうございました。
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