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                     ありがとうございます。 
                     私は4年前に御講師との結婚をご縁に清流寺に来ましたので、日堯上人との 
                    思い出はたくさんはないのですが、日堯上人の温かさに初めてふれた結婚当時 
                    のお話をさせて頂きたいと思います。 
 
                     私が初めて清流寺にお参詣させていただいたのは2018年の門祖会でした。 
                    日堯上人の御法門にご信者さん方がうんうんとうなずいたり、時には笑ったり、 
                    楽しそうにしているのを目の当たりにして、 
「御住職はとても人気者で清流寺はまるでひとつのファミリーのようだなぁ。」 
と感じたのを今でも覚えています。 
                     もともと私は渋谷・乗泉寺の所属信徒でしたので八王子という土地へはお墓 
                    参り程度で馴染みがなく、清流寺のご信者さんとの交流も乏しかったので、 
「この大きなファミリーの中に入っていけるだろうか?」 
と不安な気持ちでいっぱいでした。 
                     そんな中、日堯上人と由里子奥様が大変温かくリラックスした雰囲気で私を迎 
                    えてくださり、ホッといたしました。 
 
                     その年の8月が結婚式で、式の準備の際には日堯上人自ら本堂の配置や毛氈 
                    (赤い絨毯)の手配などを指示され、 
「こんなにも細かなところまで御住職が気を配られるのかぁ~。」 
                    と驚きを感じました。ただそのお姿はごく当たり前のようにサラッとされていてと 
                    てもカッコ良かったのです。 
                     きっと、こういうところが清流寺のご信者さんに慕われる所以なのだろうなと、 
                    私もさっそくファンになってしまいました。 
 
                     結婚式では日扇聖人がご信者の息子さんに宛てたという御教歌を読み、以下のよ 
                    うにお話しくださいました。 
 
『日扇聖人からのお祝いだと思って聴いて頂きたい。 
                     〽 真砂地をつばさならべてふむ田鶴の 
      あとにや千世の文字も見ゆらん 
 
                    つがいの鶴が肩を並べて歩いた足跡が千世という文字に見えることよ。これは 
                    長い間夫婦円満に過ごしていってくださいという例えです。 
                    お二人の婚姻によってめでたく法灯相続が成就したということですから、以後、 
                    夫婦円満に永くこの御法をお護りしていって頂きたいという気持ちを込めてこの 
                    御教歌を贈ります。 
                    この婚姻は大変意義のある婚姻なんだということを肝に銘じて歩んでいって頂き 
                    たい。』 
 
                     本当はお書き添えの御指南と共に丁寧に解説しながらお話しくださったのです 
                    が、私の文章力が乏しく伝えきれないのが残念でなりません。 
                     そして披露宴での日堯上人は宗外からの出席者にもわかりやすいように 
                    『50年かけてのんびり恋愛をして下さい』とお話しくださいました。 
                     日ごろから日堯上人と由里子奥様も仲睦まじく、支えあっておられたのでお手 
                    本を見せてくださっていたのだと思います。 
 
                     もうお姿は見えなくなりましたが、庫裡から駐車場へ颯爽と階段を降りてくるそ 
                    のお姿は俳優さんのようで今でも脳裏に焼き付いております。 
                     他にもたくさんのお姿をお寺のそこかしこに残してくださいましたので、思い出 
                    しながら日堯上人にお喜び頂けるご奉公をできるよう努めてまいりたいと思いま 
                    す。 
 
合掌 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
 
                     
                     
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